知られざる「ムーンライトシンドローム」続編「BLOOD+ One night kiss」感想&考察 凍結した日本郊外の光景: 「killer is dead」キラーイズデッド発売直前レトロスペクティブⅡ 「killer7」以降のグラスホッパー・マニファクチュア(以下GHM)須田剛一作品はそのゲームデザイン順序が逆転し、まずジャンルに沿った操作・ルール設定・成長曲線や蓄積&収集といったゲームメカニクスから先に構築し、そこから感情移入先としてキャラや世界設定、シナリオを乗せるというゲームクリエイションの正道になる。「ノーモアヒーローズ」よりアドベンチャーゲームでなく、「デビルメイクライ」のようなスラッシュアクション主体へと転換していく。 しかし「ノーモアヒーローズ」で一つの完成に至るまでは、当時のインタビューなどからうかがい知れる恐ろしいまでの世間に流通しているゲームメカニクス構築のプライオリ