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●ゲーム機の重荷となっている互換性問題 MicrosoftがゲームコンソールのOSをネットワーク配信型にする大きな理由は、ゲームコンソールが直面する互換性問題にあると見られる。間中氏が「システム側の変更が随時行なえる、これは我々の都合が一部ある」と触れているのが、このポイントだ。 前世代までのゲーム機(PlayStation 2やXbox 1など)は、ハード側にはローダー程度のソフトウェアしか持っていなかった。OSやライブラリやドライバのほとんどはゲームディスク側に搭載する、DOS時代のPCと似たようなソフトウェア環境だった。 そのため、ゲームプログラムとOS/ライブラリとの間の互換性は、ディスク上だけで確保すればよかった。ゲームディスクに収録されたバージョンのOSと、ゲームソフトウェアの互換性が保証されていれば実行上問題はなかった。ゲーム機ベンダーは、ハードウェアの一貫性を保ち、ハードが
[Gamefest 08#05]カプコンの考えるゲーム開発,そして世界戦略。日本のゲーム会社のあるべき姿とは? 編集部:TAITAI 「ロストプラット」や「デッドライジング」をはじめ,最近では海外展開の成功例として名前の挙がることが多くなったカプコン。今日のセッションでは,そんなカプコンのCS開発統括編成部長の竹内潤氏が登壇し,カプコンの考えるゲーム開発や世界戦略,そして「日本のゲーム会社のあるべき姿」についての講演を行った。 さて,セッションの題目こそ「カプコンにおける海外戦略と次世代機への取り組み」というものだったが,今回の話はそれだけに留まらない,非常に興味深い内容であった。海外マーケットの重要性が拡大していくゲーム業界において,日本のゲーム会社が取るべき戦略,あるいは目指すべき目標とは,いったい何になるのだろうか? 竹内氏は最初に,「皆さんもご存じかしれませんが,以前カプコンは経営
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