6月上旬の1ドル90円台前半から急激な円高が進んだため、このところ円高に関するニュースが溢れている。円高の要因は「米国の景気減速懸念が強まったから」とか、「日米の金利が縮小したから」と、さまざまな解説がなされているが、実際のところそれが為替にどういう経路で影響を与えているのか分かりにくい。 そこで、ここではいま一度、どのような要因が為替を動かすのかについて、おさらいしてみよう。 まず、外国為替とは異なる通貨を交換することをいう。略して外為とか為替と呼ばれることも多い。「今日は1ドル85円だ」というのは、円とドルという異なった通貨の交換比率を表している。この交換比率が外国為替相場と呼ばれる。 では、なぜ違った通貨を交換する必要があるのだろうか。全ての経済取引が、その国の国内で完結していれば、他国の通貨と交換する必要はない。しかし、現代経済では外国との間で活発に経済取引が行われているので、通貨
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