マッチングアプリの普及により、将来の結婚をほのめかしてターゲットを取り込む手口が増えているという(gettyimages) 正体を隠して勧誘する宗教団体とともに、全国の大学などが警戒を呼びかけ続けているのが、いわゆる「マルチ商法」の勧誘被害だ。「欲を出してだまされた」「もうけ話に乗った方が悪い」との自己責任論も散見されるが、専門家によると悪質な宗教団体と同様に、ターゲットをマインドコントロールで支配していくのだという。マルチの勧誘実態と、コロナ禍以降に目立つ手口を取材した。 【写真】かつて社会問題となった宗教団体「摂理」の現在 * * * 「私たちの将来のために、もっと収入がいるよね」 都内のとある喫茶店でそう切り出した若い女性に、深くうなずく若い男性。 一見すれば結婚へと向かう幸せそうなカップルの会話だが、実は女性は、あるマルチ商法の一員である。2人はマッチングアプリで出会い、“お付
![若者を狙う「マルチ商法」の勧誘実態「やり方はカルト宗教と同じ」 落とされやすい人の特徴とは | AERA dot. (アエラドット)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1f959bbc450e352c0e237fe52262cf0f43e33642/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Faeradot.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2Fd%2F1200xm%2Fimg_9de72d063cb448871c3d9bc2b394b98d20340.jpg)