アーキテクトの重要な仕事の一つに、フレームワークの選択があります。そこで上流の方から毎回必ずと言っていい程求められるのは、選択肢となるフレームワークごとの生産性の違いがどのくらいあるか「定量的に」教えてほしいというものです。たとえば、Strutsの工数を100とした場合、Spring MVCなら70になるというようなことを事を答えとして求めてくるわけです。今、あるプロジェクトの提案書作成の支援をしているのですが、元請のマネージャーから提案書に生産性比較の定量的な評価を載せたいと言われてしまいました。まあ、いつものことですけれどね。 この業界では理科系の発想のできる人は少ないと言われていますが、なぜか数値化や定量化だけは良いことと信じられており、数字なら信じてしまう、(あるいは数字しか信じない)という人が多いようです。もちろん、性能の見積もりにしても、DBの容量見積もりにしても、定量化できる