愛知県知多市北浜町の雑木林で12日午後、白骨化した遺体が見つかり、県警は13日、遺体の状況から死体遺棄事件と断定し、知多署に捜査本部を設置した。 発表によると、遺体は12日午後2時20分頃、草刈り作業中の男性(28)が発見した。全身が白骨化しており、あおむけの状態で横たわっていた。女性用の下着や紺色のトレーナー、黒っぽいスエットを身に着けていたという。靴は見つからなかった。 13日の司法解剖の結果、遺体は身長1メートル50~60センチの女性で、年齢は30歳前後とみられる。死亡推定時期は1年から数年。遺体はひものようなもので巻かれ、骨の一部に外傷があったことなどから、捜査本部は殺人事件の可能性もあるとみて、身元の特定と死亡の経緯を調べている。 現場は西知多産業道路と呼ばれる国道155号沿いの県有地。近くに民家はなく、草刈りが行われる前までは周辺は見渡せない状況だったという。