傷と治療の知識 傷についてもっと詳しく 傷跡を消す 傷はいったい誰が治すのでしょう 傷の治り方 ケロイドと肥厚性瘢痕 皮膚欠損のある場合 やけどと皮膚移植 にきびあと ケロイドと肥厚性瘢痕 ■傷跡について ケロイドや肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の説明の前に、「傷跡」という言葉について考えてみましょう。 けがであっても手術でも、まず気になるのは傷が残るかどうかということです。そして傷が目立つ場合には、修正手術で消えるだろうかということです。あの先生は、傷を何センチで縫ったから盲腸の手術がうまいとか、けがをして何針縫ったから大手術だとか、患者さんにとっては、傷の大きさだけが手術を判断する材料になってしまうのは、やむをえないかもしれません。 ほんとうは盲腸炎の場合でも、大きく切って十分に中を見て、あまり無理しないでおなかの中を操作したほうがよい手術といえるのです。 また傷あとという言葉ですが