5歳の三男にごみ袋をかぶせて死亡させたとして、傷害致死罪に問われた母親の重田史都(しづ)被告(42)の判決公判が3日、東京地裁で開かれた。田辺三保子裁判長は「睡眠導入剤と酒の併用による意識障害で危険性を十分に認識する能力などが減退していた」などとして、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役4年)を言い渡した。 田辺裁判長は「被害者の恐怖心や苦痛は想像を絶し、犯行は非常に悪質」と指摘しつつ、「本人も強く後悔しており、社会生活の中で更生させるのが相当」と刑の執行を猶予した理由を述べた。 公判の最後に田辺裁判長は裁判官と裁判員一同からとして「社会で許されたのではないが、社会の中で反省してもらいたい。周囲の人たちの言葉に耳を傾けてほしい」などと説諭した。 判決によると、重田被告は昨年9月2日、東京都目黒区の自宅で、三男、滉史(こうし)ちゃんにおもちゃの片づけの大切さを教えようとしたが言