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林氏は現在40歳。「年をとっている分、若い世代より原発の恩恵を長く受けて育った。だから、収束作業は僕らの世代が行かないと」 東電は指導をしているというが、今も多重派遣、ピンハネが絶えない福島第一原発(1F[イチエフ])での作業。そんななか、自分の待遇を実名で訴える人物が現れた。林哲哉氏、長野県出身の40歳。彼が訴え出た内容とは? 福島第一原発で働きながら「週刊プレイボーイ」に連載を寄せるジャーナリスト・桐島瞬が直撃した。 *** 桐島 林さんは、どうして1Fで働こうと思ったのですか。 林 事故から時間がたつにつれて原発関係のニュースも少なくなっていくし、明らかにおかしいと思うような報道がたくさんあって。例えば、収束宣言がありましたが、そんなわけはないだろう、と。それで、自分の目で確かめてみようと思ったのがきっかけです。 桐島 働き始めたのは今年6月ですね。 林 ネットに作業員の求人を出して
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