固定価格買取制度による再生可能エネルギー発電設備の導入量は、すでに全国を合わせて3000万kW(キロワット)を超えている。都道府県別の導入量を見ると、最も多いのは茨城県で184万kWに達した(図1)。発電能力は大型の原子力発電所2基分に相当する規模だ。茨城県では直近の1年間で59万kWも増えている。 第2位は同じ関東の千葉県で153万kW、第3位には中部の愛知県が148万kWで続く。関東では栃木県が6位に、中部からは静岡県と三重県が8位と9位に入り、関東と中部でトップ10のうち6県を占めている。各県とも太陽光発電が多いが、風力・中小水力・バイオマス発電の導入量も伸びてきた。 導入量がトップの茨城県では、森林が広がる北部の常陸太田市(ひたちおおたし)で大規模な木質バイオマス発電所が稼働中だ。日立造船が2015年11月に運転を開始した「宮の郷木質バイオマス発電所」である(図2)。地域の間伐材を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く