のぞみ(京都市中京区御池通間之町東入ル、TEL 075-254-0789)は5月27日、友禅染の柄を越前和紙に印刷した「和紙名刺」を発売した。 昨年2月に着物柄を印刷した「和札」を商品化した同社。「和紙の名刺が欲しい」という要望が多数寄せられたため、和紙を使った商品を開発した。一般的な紙と比べて和紙に色をのせるのは難しくコストもかかる。「名刺として購入できる価格で印刷できる業者を探すなど、和紙にこだわるが故の苦労も多かった」と振り返るのは、企画から携わる同社の鈴木晴奈さん。 和紙は「鳥の子紙」(とりのこがみ)と「大礼紙」(たいれいし)の2種類から選択する。鳥の子紙は越前和紙の中でもランクが高く、耐久性に優れ、虫食いにも強いと古文書に記述があるほど。やや黄みがかった色で表面にわずかにしま状の凹凸がある。一方の大礼紙は、光沢のある紙の繊維が入っており高級感があるのが特徴。同社サイトでは、サンプ