1996年11月2日 学術書などには索引があります。 取扱説明書にも実はあるんです。でも、ユーザーのみなさんはなかなか索引を活用していただいていないようです。え?あんな索引なら引くだけ時間の無駄ですって? 確かにそういう索引が氾濫しているのもまた事実です。というわけで、ユーザーの皆様に喜ばれる、正しい索引の作りかた講座のはじまり、はじまり。 自動索引機能に頼るのは論外 本当に役に立つ索引を作ろうと思うなら、ワープロ(一部レイアウト)ソフトの自動索引機能なんかに頼っていてはいけません。その程度の索引なら、構成を練り上げた目次の方がはるかに検索性の向上に寄与します。 まず考えなければいけないことは、「索引によって付加的な情報検索手段を提供するにあたって、検索単位を何にするか」です。例えば以下のような検索単位が考えられるでしょう。 キーワード別 目的別 見出し(←自動化で手を抜くとこうなりがちで
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