2日、東京・新宿で「現役世代負担を減らせデモ」と称する街頭活動が行われ、「食いつぶされる子どもたちの未来」「働く人から取り放題 社会保険料」などのプラカードを掲げた人たちが、現役世代の負担軽減を訴えた。
2日、東京・新宿で「現役世代負担を減らせデモ」と称する街頭活動が行われ、「食いつぶされる子どもたちの未来」「働く人から取り放題 社会保険料」などのプラカードを掲げた人たちが、現役世代の負担軽減を訴えた。
世帯主が労働年齢期にあるときに非正規であると、退職金や年金が不足するため、退職後に生活保護の対象になる可能性が高い。非正規労働者の比率の推移から計算すると、2040年における高齢者向けの生活保護費は、現在の3.8倍となる。これを賄うためには、消費税率を2.5%ポイント以上引き上げる必要がある。 世帯主が非正規だと退職後の困窮の危険が 日本人の老後生活は、主として、年金、退職金、貯蓄の3つによって支えられる。ところが、このいずれも不十分な人たちがいる。世帯主が非正規労働者である場合がそれだ。 非正規労働者は、現在も恵まれない勤務環境にある。それだけでなく、退職後にも問題を抱える。まず、年金が十分でない場合が多い。そして、退職金がない場合が多い。 日本では、退職金が老後資金として重要な役割を果たしている。厚生労働省の「就労条件総合調査」(2018年)によると、退職一時金は、大学卒で2156万円
経世彩民 浜田陽太郎の目 自分はもう、マスコミの世界で決定的に感覚がずれてしまったのではないか……。 8月末に発表された「年金の健康診断」、すなわち5年に1度の財政検証の報道にふれて、身の置きどころのないような感覚におそわれた。 新聞には「見通し改善せず」「先細りの未来」といったクラ~イ見出しが躍り、ワイドショーではコメンテーターが「この試算は甘い」「日本はダメになっている」と追い打ちをかける。 いやいや、自分も若いころには、さんざん同じようなトーンの記事を書いてきた。エラそうなことはいえない。額にシワを寄せて、制度の不備を指摘し、危機を訴えてきたじゃないか……。 だが、社会保障を20年近く取材してきたいま、「政府の見通しは甘い。このままだと年金は破綻(はたん)する。何とかしろ」という大合唱に、加わる気が失せている。 自分は政府のポチになったの…
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