1章 必勝定跡の威力 2022年12月3,4日(土,日)に第3回電竜戦という将棋ソフトの大会が行われた。その大会では水匠が優勝した。水匠によると角換わりの冒頭のテーマ図では先手必勝らしい。開発者が大会前に調査したところ,なんと先手が100戦100勝であった。つまり必勝定跡があるのだ。電竜戦においてその定跡が使用された。大会でもこの定跡が現れると,全て勝利を収めていた。 ではテーマ図に至る過程を見ていこう ☗7六歩 ☖8四歩 ☗2六歩 ☖8五歩 ☗2五歩 ☖3二金 ☗7七角 ☖3四歩 ☗6八銀 ☖7七角成 ☗同銀 ☖2二銀 ☗3八銀 ☖7二銀 ☗3六歩 ☖3三銀 ☗4六歩☖6四歩 ☗3七桂 ☖4二玉 ☗1六歩 ☖6三銀 ☗9六歩 ☖1四歩 ☗7八金 ☖9四歩 ☗4七銀 ☖7四歩 ☗6八玉 ☖7三桂 ☗2九飛 ☖8一飛 ☗4八金 ☖6 二金 ☗5六銀 ☖5四銀 ☗6六歩 ☖5二玉 $☗6九玉☖
藤井聡太竜王(20)の得意戦法として知られる角換わり戦法は、先手番における有力な戦法として今まで以上に猛威をふるっています。 この一年における公式戦での角換わりの先手勝率は6割近くです。 5月初旬に行われた将棋AIの大会でも角換わりで先手が高勝率を誇り、「角換わりは終わった」そんな声が聞こえ始めています。 以前、「矢倉は終わった」=「矢倉は後手有利」と言われていましたが、その時とは状況が違います。仮に矢倉が後手有利だとしても、特に困ることはないのです。 では、なぜ「角換わりは終わった」=「角換わりは先手有利」だと困るのでしょうか。 将棋というゲームの根幹に関わる問題をここから解説します。 後手の作戦選択 先手が居飛車を明示した初手 将棋が始まり、▲2六歩と初手を指しました。 後手はここで△3四歩と△8四歩の2つの手があり、それによって作戦選択が大きく変わります。 この図で後手に作戦を選ぶ権
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セカンドライフセミナーでよく出る質問 私の主な仕事は執筆ですが、一方で年間100回を超える講演も全国でこなしています。比較的多いのが、企業の中で50代前半の方向けにおこなう講演です。多くの場合、それらの講演には「セカンドライフセミナー」とか「ライフプランセミナー」という名前がついていて、近づく定年後に向けてお金の問題やキャリア、生き方に関することを考えてみようという趣旨で会社が主催し、50代の社員に参加の機会を提供しています。 私自身、定年から10年を過ぎましたので、その間に経験してきた仕事やお金のことを正直にお話しすると、みなさんとても熱心に聞いてくれます。やはり机上の空論ではなく、実体験から得たことについては関心が高いからでしょう。 時々感想をお聞きすることもあるのですが、さまざまな感想が入り混じる中で、お金に関してはこういう投げかけを受けることがあります。 「50歳からではもう遅いで
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