ジャーナリストの江川紹子氏が29日までにX(旧ツイッター)を更新。SNS上で拡散されて話題になっている、中国人旅行客らに向けられた飲食店の看板について「新たな中国人排斥でしょう」と指摘し、「日本の利益にも逆行するのでは」と懸念した。 東京電力福島第1原発処理水が海洋放出されたことを受け、中国側は日本産水産物の輸入全面停止の措置に踏み込んだ。中国では反日感情が急速に高まり、日本国内でも中国の国番号「86」で始まる番号から、複数の飲食店や公共施設などへの嫌がらせの電話が続くなど、迷惑行為が拡大している。 そうした中、都内の飲食店が店先に「中国人へ。当店の食材は全て福島県産です」と注意書きをした看板を掲出し、その画像がSNSで拡散され話題になっている。 江川氏はその投稿を引用し、「これは、新たな中国人排斥でしょう。いま日本に来ている中国人は、理解者となって帰る可能性のある人たちで、そういう人々を
福島の海産物の魅力を前面に押し出し苦境を乗り越えようとする福島県いわき市の魚屋「おのざき」の4代目、小野崎雄一氏(本人提供) 東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、福島県の水産事業者の多くは福島の海産物の魅力を前面に押し出し、懸念される風評被害を乗り越えようとしている。同県いわき市で鮮魚店などを経営する大正12年創業で県最大級の魚屋「おのざき」の4代目、小野崎雄一氏(27)が産経新聞の取材に応じ、「処理水が危険なものという主張を流すことはやめてほしい。反対活動よりも風評を起こさない活動に力を貸してほしい」と述べ、前向きな発信を訴えた。 ◇ ──処理水の海洋放出が始まった 「海洋放出はせざるを得ないと考える。ほかの代替案もあるが、安全性やコスト面などを総合的に勘案すれば、そうせざるを得ない」 ──放出反対論が根強い 「処理水があたかも危険なものという主張を流すことはやめてほしい。(生
名古屋市の河村たかし市長が、9月23日開幕の杭州アジア競技大会(中国)の閉会式に出席しない方針であることが29日、市関係者への取材で分かった。令和8年の同大会は愛知県と名古屋市共催で、次回開催自治体のトップが閉会式で大会旗を引き継ぐことになっている。旧日本軍による南京事件を否定する河村氏の過去の発言が影響しているとみられる。 市関係者によると、河村氏の過去の発言を踏まえ、旗の引き継ぎに関して調整した結果、河村氏の出席を自粛することにした。代わりに副市長を派遣する方針。 河村氏は平成24年、名古屋市と友好都市提携を結ぶ南京市の訪問団との会談で、旧日本軍による「南京大虐殺」について「通常の戦闘行為はあったが、南京事件はなかったのではないか」と発言し、中国側が反発。両市の公的な交流は停止したままとなっている。
28日、韓国でとれた海産物を使ったメニューを提供する大統領府内の食堂=ソウル(大統領府提供・聯合=共同) 韓国政府は28日、東京電力福島第1原発の処理水放出を受け「原発周辺の海の色が変化した」とする写真がインターネット上などで拡散しているとして「放出とは無関係で、虚偽情報だ」と説明した。韓国産の海産物への風評被害払拭を図り、尹錫悦大統領は韓悳洙首相との昼食で海産物を食べた。大統領府内の食堂も刺し身や焼きサバを提供した。 海の色を巡っては、24日の放出時に撮影された原発沿岸の上空からの映像を一部放送局が「色が違って見える」などと報じていた。国務調整室の朴購然第1次長は28日、東電側の説明などに基づき、暗礁や潮流が原因で「放出とは関係ない」と説明した。
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