12球団の応援歌のなかでも、オリックス・バファローズの応援ほどカッコよく、歌うのが難しい曲は他に類を見ないという。一見客にもわかりやすく、歌いやすい応援歌が増えている昨今のなか、バファローズの応援歌はどんな意図があるのか。神戸で結成されたガガガSPのボーカルにして、幼少期から応援歌を心底愛し、オリックス・バファローズをはじめ、各球団にも楽曲が使用されているコザック前田氏をホストに、彼と親交の深いオリックス・バファローズの応援歌のほとんどの作曲を手掛ける「大阪紅牛會」の初代会長にして、現応援統括プロデューサー和田益典氏による特別「応援」対談の後半――。 「世界で一番悲しいチャンテですよ」 和田 プロ野球12球団、それぞれに応援の特徴があると思うけど、「バファローズの応援歌いうのは何や?」いわれたら、やっぱりカッコいい。だけど歌いにくい(笑)、と、よく耳にします。 曲にしても詞にしても、ものす