大統領自らの「仕手」により米国市場は私でも手控えするほどのバブル状態。その影響で、日経平均株価も高値で推移している。 この市況とネット証券会社の林立で個人投資家人口が激増しているが、「株投資の現在」を如実に表す一件が起きた。その問題が示したのは、個人投資家が「捕食者」の「養分」となっている現実だ。 株の裏と表を知る元経済ヤクザの私が、コンピューターとエンジニアと莫大な資本が支配する株投資の生存術を教えよう。 株式バブル? 株価の異常な水準 11月8日のアメリカ株式市場で、ダウ工業株30種平均は終値2万7681ドル24セントをつけ過去最高値を更新。11月末時点でも高値で推移している。 アメリカの中央銀行であるFRB(米国連邦準備制度理事会)が10月に今年3回目の利下げを行ったのもそれだ。米金利低下は米国株を上昇させ、新興国の債務負担軽減につながり、世界経済にとってはポジティブである。 一方で