高速で動く被写体も瞬時にピント合わせできる、最先端オートフォーカスシステム予測駆動AF(AutoFocus) AFとは、シャッターボタンを半押しした際に、カメラが自動的にピント合わせを行う機能です。ピント合わせに要する撮影者の操作負担を大幅に軽減することで、カメラ操作に熟練せずともシャッターチャンスを逃さず、ねらった構図で撮影することが可能になります。 図1 AFの仕組みは、大きく分けて2つの方式があります。 一眼レフカメラに搭載されているものは「位相差検出法」という方式です。レンズを通して入力される被写体の画像情報から、センサ内のセパレータレンズで2つの像を生成し、その像間隔をラインセンサで計測して、ピントのズレ量を検出します。結像面に対してピントが合っている面が撮影レンズ側にある場合(前ピン)2つの像間隔は適正値より狭く、逆に後ピンの状態では間隔が広くなります(図1)。つまり合焦してい