<政治とカネ 自民党派閥裏金事件>⑦ 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件は、東京地検特捜部の捜査が大きな区切りを迎えた。兵庫県明石市の前市長で弁護士の泉房穂さん(60)は「検察はまだ捜査を続けるべきだ」と語る。自民党の政治刷新本部の議論には「期待できるわけがない」と疑問を投げかける。 泉房穂(いずみ・ふさほ) 1963年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKディレクターなどを経て司法試験に合格して弁護士に。2003年、衆院選に民主党公認で兵庫2区から出馬し比例近畿ブロックで初当選。11年に明石市長、3期12年務めた。社会福祉士。