「なかなか行動に移せない」ことは、ビジネスパーソンに致命的なダメージを与えかねません。生産性の低下だけでなく、人間関係が悪化したり評価が下がったりと、最終的には自らが望むキャリア構築も難しくなるでしょう。そこで、組織開発を主としたコンサルティングを手がける恩田勲さんとともに共著『「心の勢い」の作り方』(東洋経済新報社)を上梓した、禅僧であり精神科医でもある川野泰周さんにアドバイスをお願いしました。川野さんが専門のひとつとする「マインドフルネス」は、さまざまな点から先延ばし癖解消に有効だと語ります。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/石塚雅人 【プロフィール】 川野泰周(かわの・たいしゅう) 1980年生まれ、神奈川県出身。精神科・心療内科医、臨済宗建長寺派林香寺住職。精神保健指定医・日本精神神経学会認定精神科専門医・日本医師会認定産業医。一般社団法人日本モメンタム協会理事。2005年