遅れてしまいましたが、これは Rust その2 Advent Calendar 2016 の 5日目の記事です。 この記事はRustをあまり知らない人でも理解できると思います。 Rustを学んで所有権の仕組みに感動したので、 自分の理解の確認を兼ねて所有権のポイントをまとめました。 また、所有権によって得られるメリットを二つ、所有権の魅力として書いて見ました。 所有権の原則 RustはGCなし(ゼロコスト)でリソースを自動的に解放する仕組みを持っていて、それを実現する概念が所有権です。 Rustでは変数(束縛)がスコープを抜けるとき、リソースが解放されます。 スコープを抜けた時に全てのリソースが解放されなくてはいけないので、 変数に対する参照がある場合も、参照は参照元のスコープより長く存続できません。 3つのポイントで所有権を理解する 上記の原則を前提として、実際にプログラミングするときに