Home > Press > コンデンサーの極板間の電場と電磁波の電場は別物 -100年続いた混乱を解消し、電磁波発生の安易な説明を正す- 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 概要 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所 低速陽電子実験施設の兵頭俊夫協力研究員(東京大学名誉教授)は、平行平板コンデンサーの極板の電荷による電場の変動(変位電流)は磁場を作らないという正しい認識が定着していない要因を指摘し、その詳細を解明することで正しい認識を定着させるための論文を発表しました。 コンデンサーの極板の電荷による電場が変動しても磁場を作らないことは100年前に証明されているのですが、なかなか常識にならず、現在でも「平行平板コンデンサーの極板の間で変化する電場が極板間やまわりに作る磁場」が、電磁波が発生するしくみの説明の前置きとされているのを見かける