現役時代はFWとして国内外のクラブで活躍し、引退後はサッカー解説者やサッカースクールの代表を務める松原良香氏が日本サッカー界の課題である“決定力不足”の克服をテーマとした書籍「ストライカーを科学する -サッカーは南米に学べ!-」を出版した。西野朗氏が「世界で勝つためのストライカー論」と太鼓判を押す一冊は松原氏が2018年に大学院生として研究発表した修士論文がベースになっている。S級ライセンスを所有した上で修士号も取得するという異質のセカンドキャリアを歩む背景にあるものとは。 苦難のセカンドキャリア 「実力不足を痛感しました」 2015年秋、同郷の先輩・望月重良に誘われて監督に就任したSC相模原での日々を思い出すと、今でも不甲斐ない自身への怒りがこみあげてくる。指揮を執ったのはシーズン残り3試合のみ。就任前4連敗中だったチームを2勝1分けと立て直したが、チームをマネジメントすることは想像以上
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