マイクロソフトが15日に提供を開始した月例セキュリティ更新プログラムの「MS10-090」には、公開時点で不具合が判明している。同社では問題を解消するプログラムをあわせて公開しており、適用を呼びかけている。 「MS10-090」は、「Internet Explorer」に存在する7件の脆弱性を解消するセキュリティ更新プログラム。脆弱性の一部悪用も判明しており、深刻度が「緊急」に設定されているが、同プログラムを適用した場合に「Windows Liveメール」など一部メールソフトや、ウェブサイトを閲覧した場合に、文字化けが発生する可能性がある。 不具合は、サーバ側でHTTPヘッダの文字コードを「ISO-2022」へ設定している場合に生じるもので、他文字コードや「metaタグ」による指定であれば発生しない。具体名は明らかにされていないが、公的なサイトや個人サイトなど影響を受けるウェブサイトも確認