コンピュータ・ゲームのだいたい半分ぐらいは、組み合わせを考える楽しみが埋め込まれている。まあ、「自由度」という概念の部分集合?かもしれない。 分類1:組み合わせの複雑性:『カルネージハート』と『ファイナルファンタジーXII』 † 組み合わせの複雑性は高いほうがいいのだろうか。それとも、複雑性が低いほうがいいのだろうか。 たとえば、戦士の戦闘行動プログラミングができる二つのゲームを考えてみよう。 1995にPSで発売された『カルネージハート』(Carnage Heart,1995,アートディンク)は、自律型戦闘ロボットの行動を索敵から回避、攻撃のアルゴリズムに至るまでプログラムを行うゲームだった。このゲームは、プログラミングの素養ゼロで取り組むにはなかなか難易度の高いゲームになっており、潜在的な面白さをプレイヤーが全て楽しむためにはかなりの努力が必要とされる設計になっていた。一言で言えば、簡