「ボタンがごっちゃになってしまう病」という記事から派生して、ゲームの使うボタン数についてTwitterであれこれ喋っていたら興味深い反応をもらいました。「パックマンなんかボタンを使わずにレバー1本で遊べますもんね」と。 これって忘れがちですけど、重要なことだと思うのです。 『パックマン』(80年)もそうですし、もっと古い『PONG』(72年)とか『ブロックくずし』(76年)とかも確か「ボタンを使わないゲーム」でしたよね。しかし、当時大ブームだった『スペースインベーダー』(78年)は「方向操作+1ボタン」でしたし、後の『ゼビウス』(83年)や『スーパーマリオブラザーズ』(85年)の頃には「方向操作+2ボタン」が主流になっていました。 『パックマン』って実は、複雑化していく当時のコンピューターゲームの中で「敢えてボタンを使わないゲーム」を提案した“ゲーム人口の拡大”を狙ったソフトだったんですよ