位置について、、、 よーいっ!! <僕は何も準備できていなかった> ドンッ! 僕は、スタートした瞬間に喚き騒いだ この喚き声は、悲鳴だったのか。歓声だったのか 何処の地とも知らず、誰の子かも分からず 僕は、スタートダッシュを切った そこから、21年間、ゴールの見えないこの道を進んでいる。 僕が進んでいるのか。 僕は止まったままで、周りが動いているのか。 その見分けも付かない。 ただあるのは、21年約7600日、約6億5千万秒という時間が この僕を作り上げてきたという事実だけだ。 止まることを知らない無人列車の様に、進み流れ続けるこの瞬間(とき)は 急カーブを曲がりきれず脱線してしまう電車の様に、唐突に終わりを迎える。 スタートがあれば、ゴールがある 始まりがあれば、終わりがある この道は、僕にしか進めない 誰も、この道に侵入するモノはいない。 だけど、、、 僕の様に、訳もわからず始まったこ