文学に関するkkenttのブックマーク (3)

  • 小鉢彼氏

    料理好きの男子と付き合っている子は結構多いと思うけど、 うちの彼はちょっと凄い。 だいたい私の方が遅く帰るんだけど、 家に帰ってスカートをジャージに履き替えて テレビを付けていると、缶ビールと小鉢が出てくる。 いや、小鉢って言っても全然大したものじゃないの。 冷奴に青唐辛子のみじん切りとジャコをかけたものだったり 朝ごはんの残りのハムを焼いて胡椒を一杯かけたものだったり。 当に冷蔵庫の残りをちょいちょいと小鉢にしてくれる。 でも、どれも絶妙に美味しい。 一口べてビールを流し込むと、 昼間むかついた取引先の顔も、 なかなか仕事覚えてくれない後輩の顔も、 全部吹き飛んで、ふわわーーーーってなる。 私がふわわってなってると、 彼が冷蔵庫から新しいビールをぷしゅって 開けながら来て、缶同士でカツンッと乾杯。 おかえりのキスをしてくれて、彼はまた台所に戻る。 キッチンからニンニクとごま油の良い香

    小鉢彼氏
    kkentt
    kkentt 2015/08/05
    幸せってそういうこと。
  • 十年通った蕎麦屋がある、ということ

    十年も通った蕎麦屋がある、というと大仰に聞こえるが、ただの立ちい蕎麦屋の話で、しかし十年通ったことは嘘ではない。職場の近くにあるのだ。私は出勤が遅く、飯は午過ぎの二時や三時にとる。必然、定屋、カフェ、居酒屋のランチタイム等はいっぱぐれるし弁当も大概売り切れている。近隣でこの半端な時間に飯をわせるのは松屋、日高屋、マクドナルド等があってこれらも悪くはないが、しかしこの蕎麦屋が抜きん出て昼の命綱であるには違いない。 変哲もない立ちい蕎麦屋だがカレーが不味いことが気に障る。立ちい蕎麦業においては、カレーは蕎麦より重要な品ではないのか。しばしば不味さを忘れてっては、不味い、不味い、と思う。折々季節メニューを出すが、これも美味かった試しはない。なかでも冬にだけあるけんちん蕎麦は不味くて、カレーにもまして二度はえない。カツ丼に小蕎麦のセットが結局一番良いようで、近年はそればかりって

    kkentt
    kkentt 2015/06/18
    小説の一遍みたい。
  • 歩行者が車を殴れば交通マナーは向上する - 山下泰平の趣味の方法

    生活圏には、だいたい自分と同じくらいの階層の人間が集まっている。自分の生活圏で異常な行動を取れば、排除され生活するのが難しくなる。だから普通の人は、あまり異常な行動をしない。 ところが道路では階層もなにもなく、生成りの人間同士が出会う。道路で異常な行動を取ったとしても、事故を起さない限りはデメリットはない。それどころか移動の速度が向上したり、気分が良かったりする。結果的に道路での移動では、不快な出来事が起きがちである。 効率重視で生きている社会的な地位の高い人が熟考し、ジャイロキャノピーが最も合理的な移動手段だと結論を出したとしても、実行に移すことは滅多にない。自分一人が移動するのならば問題ないのだが、道路では他人が存在するため、不快な思いをする可能性が高いからである。 道路では乗り物の値段で階層が形成されるため、金額の高い車はあまり嫌がらせを受けることがない。ジャイロキャノピーは嫌がらせ

    kkentt
    kkentt 2015/06/03
    “イカれたサラリーマンの自宅の地下には大洞窟があり、そこを秘密基地リーマンケイブとしている。”
  • 1