クラウドコンピューティングの将来を見据え、「ネットワークの仮想化」を実現するソフトウェア「MidoNet」を開発しているのが、ITベンチャーのミドクラだ。ミドクラ創業者兼CEOの加藤隆哉氏にMidoNetの概要と登場の背景について聞いてみた。 クラウドをリアルタイムに使い分ける時代の基盤ソフト ミドクラは創業者の加藤氏がアマゾンやグーグルのインフラエンジニアを集めて作ったITベンチャーで、クラウドコンピューティング関連のソフトウェアを開発している。外国人の社員も多く、東京のほか、スペインのバルセロナや米ロス・アンジェルスなどにもオフィスがあり、グローバル展開を前提としてるのも大きな特徴だ。 ミドクラは設立されてまだ1年程度だが、先頃4月にはビットアイルやNTTインベストメント・パートナーズ、ファーストホールディングなどから資金を調達している。この背景には、同社が手掛けるMidoNetという