今日の情報共有に足りないものはもはやITではない。ITの上で流通するコンテンツの品質をどのように高めていくかが重要だ。そしてその品質向上は、ITではなく「人の力」で行わねばならない。そのことに気づいた先進企業では社内の情報流通をコントロールする組織「ナレッジ・センター」を立ち上げ「人力」で情報品質を高めている。本日はナレッジ・センターの実際とその可能性について議論してみたい。 ■情報共有を「人力」で高度化するナレッジ・センター 情報共有に必要な4つの要素はPeople(体制)、Process(ルール)、Technology(IT)、Contents(情報の内容)の4つであると言われている。 しかしながら、前回のエントリで論じたように、Technologyは企業内に十分普及しており食傷気味。そのITをどのように使いこなすかという組織能力向上が大きなテーマとなっている。 また、Technolo
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