ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。 三浦マネージャがプロマネになって2週間が過ぎた。表面上は、それまでと変わらない開発風景だったが、水面下では激しいゲリラ戦が繰り広げられていた。とはいっても、敵、つまり三浦マネージャだけが、それに気付いていなかった。 三浦マネージャが不在だった月曜日、私たちは「すでにできているクラス」を作るのに全力を注いだ。たぶんムダなメソッドもたくさん作られたのだと思う。普通なら必要になった時点で作成すればいいものを、各メンバーの予測で作ったのだから。私も3つぐらいコミットした。 火曜日に戻ってきた三浦マネージャは早速、開発のあらゆる局面に口を挟み始めた。メンバーの誰かが平良さんに相談にいくと、横からじっと見ていて、おもむろに、 「そこは、○○と書いた方がいいね」 とか、 「それは分かりにくいだ
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