先週のJaSST'11 Tokyoの最後のパネルディスカッションにて、正社員と派遣社員のどちらを教育すべきか?という意味の議論があった。有益な情報を社内に持ち帰ってきて横展開してくれれば誰でも良いと言う意見が出て、これはこれで正論なので特に反対意見は無く、では誰がその投資対象になるのか、具体的に言えばJaSSTのようなセミナーに行くのが望ましいのか?という話になるのだが、その時にこんな意見が出た。 自己研鑽に励んでいる人を会社としても応援すべきだ。 これはなかなか微妙な議論だと思う。JaSSTのようなセミナーに来ている人は目的意識の高い人たちばかりだから、このような主張に頷くことが多いようだ。確かに、何の問題意識も無い人より、色々考えてセミナー会場から多くの情報を持ち帰ってきてくれる人をセミナーに送り込んだ方が、会社としての費用対効果は高いだろう。 しかしながら、組織というものは複数の人間