終了した開発プロジェクトの問題分析を行っている。「バグの源流をたどれ」の如く、なぜなぜ分析で問題の根本原因を探り、抜本対策案をまとめるのが目的だ。さすがに限られた時間内で全障害を検証するのは不可能なので、優先度の高い問題のみをピックアップしてから分析を行う。Tracのチケットに記載された情報を元に、仕様書の記載ミスなら変更前後の仕様書を見比べ、コーディングミスなら該当するコミット状況を確認し、テスト漏れならテスト手順書の記載を検証するといった感じだ。 開発対象も開発者も異なるプロジェクトを見ているけれど、いずれの開発でも共通の傾向があるので面白い。 障害は偏在する 全ての障害が一様に分布するのではなく、特定の機能、開発者、モジュール等に著しく偏って発生することが多い。パレートの法則ほどではないけれど、その偏り方は目に見えてはっきりと分かる程だ。 類似の障害は繰り返し発生する 一つのプロジェ