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今回の武田砂鉄さんのコラムは「会いたくて会いたくて震える」という歌詞が話題になってから5年、いまだに「震えている人」というイメージを持たれている西野カナを取り上げます。西野カナがなんなのかよくわからず、武田さんが助言を求めたのは34歳の男性編集者。cakesの熱心な読者ならなんとなく何者かわかるかもしれませんが、普段は面白い彼が、大ファンの西野カナの話をしだした途端起きたこととは? 【その他の画像はこちら】 ●「会いたくて震える」は笑われすぎている 流行りのJ-POPの歌詞は基本的に常に稚拙である。現代社会を考察する論考の多くで、その稚拙な歌詞がシニカルに取りあげられる。西野カナの「会いたくて会いたくて震える」という歌詞は、今世紀を代表する稚拙な歌詞世界としていたずらに笑われてきた。その他の曲でも「つのる想い」や「忘れられない気持ち」を歌うことが多い彼女の歌詞は、「いつになったら会えん
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