俳優・松方弘樹さん、死去──。そのニュースが駆け巡った1月23日夕方、ビートたけしは『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)の収録中だった。その後、スタジオ内のたけしの楽屋にて、本誌・週刊ポスト連載の取材が行なわれることになっていた。 収録終了。お馴染みの仮装を脱ぎ、楽屋のソファに座ったたけしに記者は告げた。「松方弘樹さんが亡くなりました……」──たけしは驚きの表情を浮かべ、絶句した。20秒近く沈黙があっただろうか。 「そういや、『元気が出るテレビ!!』も、このスタジオで撮ってたんだよ」と、ポツリつぶやいた──。最新刊『テレビじゃ言えない』も話題となっているたけしが、テレビでは言えなかった松方さんとの思い出を語る。
12月26日、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)のスペシャル番組が放送され、20年9カ月の歴史に幕を下ろした。内容は、約5時間にわたって過去に放送された映像を振り返ったもの。そして、事前収録された「世界に一つだけの花」のラストステージのみだった。この時間から何が生まれるのだろうか。タモリがゲスト出演して「乾杯したらもう仲良し」とメンバーがみんな笑顔で終わった先週のオンエアのほうが、最終回にふさわしかったのではないか、そんな気持ちを抱きながら番組を眺めていた。 だが、過去の映像から見えたものもあった。SMAPを思うとき中居正広は、カメラの前でも顔をくしゃくしゃにして泣いていたこと。中居が涙で声をつまらせると木村拓哉は、すぐにトークを繋いでいたこと。中居の涙につられて草なぎ剛は、すぐにもらい泣きをしていたこと。草なぎが目を赤くすれば香取慎吾は、肩を抱いたり頭を叩いたりして茶化していたこと
12月4日に放送された『M-1グランプリ2016』(テレビ朝日系)は、鰻 和弘と橋本 直のコンビ「銀シャリ」が優勝。しかしネットを見ると、審査員の上沼恵美子に気を取られた視聴者が多かったようだ。 2010年にいったん終了し、昨年復活したM-1。松本人志が6年ぶりに審査員に復帰した今年の大会は、昨年2位の銀シャリ、敗者復活から勝ち上がった和牛、スーパーマラドーナの3組が最終決戦に進出し、審査員がそれぞれ頭を抱える微妙な差だったが、銀シャリが5票中3票を獲得し、王者に輝いた。 優勝すれば1000万円の賞金が授与され、スターへの道が約束されるM-1は、毎回大きな注目を集めるが、今年の大会で最大級のインパクトを残したのは、第9回大会(2009年)以来、7年ぶりに審査員を務めた上沼恵美子だったよう。放送開始直後、上沼が画面に登場するやいなや、ツイッターでは、 「上沼恵美子さん、顔白過ぎじゃない
先日、宇多丸くんに焼鳥屋でおごってもらって、書評を書くと約束してしまいました。ラッパーで、ラジオで映画批評もする著者が、マンガ雑誌の読者の悩み相談に対して参考になる映画を紹介していく連載の単行本化。 たとえば「周囲から男らしくしろと言われるのが嫌です」という36歳の会社員に対しては、アメリカの80年代青春映画『ブレックファスト・クラブ』を推薦する。主人公のひとりのアマレス選手は、「男らしく」ふるまわなければという圧力によって、ひ弱なクラスメートをイジメてしまったことを後悔する。最後に宇多丸くんは「『らしくない』のは勲章です」と相談者を肯定する。 「なんでインテリよりもヤンキー(体育会系・不良)のほうが女性にモテるんでしょう?」という相談には、ウディ・アレンの実体験を基にした『アニー・ホール』などを例にとって、文系男子の自意識過剰と傲慢さを我が身のこととして振り返りながら、説明する。つま
2019年秋、4年に1度行われるラグビーワールドカップ(W杯)が日本で開催される。しかし、日本では依然として気運が盛り上がらないようだ。 この記事の写真を見る 「どんなにPRをしても、人々がまるで反応してくれない。ラグビー先進国の事例をいくら学んでも、日本と事情が違いすぎて参考にならない」 W杯の試合を開催する自治体「ホストシティ」の担当者のひとりは、開幕まで残り3年を切った今の状況をこう嘆く。 ■南ア戦勝利に沸いたばかりなのに… ラグビー以上に注目を集める東京五輪の陰に隠れてしまっているのか。ラグビーの普及度がサッカーや野球といった他の球技よりも低いからなのか。はたまたルールが今ひとつわかりにくいからなのか――。 昨年開催されたラグビーW杯イングランド大会で日本代表は、強豪国・南アフリカを撃破し実に24年ぶりの勝利を収めた。予選リーグでは「スポーツ界最大の番狂わせ」(英公共放送
「具合が悪くなってからサッと逝ってしまって……。周りに心配をかけるのが嫌な人でしたから、苦しいところを見せたくなかったのかな。そういう意味では、お義母さんらしい最期だったのではないでしょうか。光はギリギリ立ち会えたんですが、私もニューヨークの仕事を切り上げて早く戻りたかった……」 涙ながらにそう話すのは芸能事務所タイタン社長の太田光代さん(52)。夫で爆笑問題の太田光(51)の母・瑠智子さん(享年83)が、肺気腫による呼吸不全のため、11月8日午前3時58分に亡くなった。 瑠智子さんは、2年前の夏に道で転んで骨折をして入院。息子の自宅から15分の介護施設で生活していた。7日に尻もちをついて入院。その後は回復したと見られていたが、未明に急変したという。 「お義母さんはサバサバした性格。光もお義母さんも病院嫌いですが、具合が悪かったり痛みがあったりすると、光は『うーっ』とパニックになって
元AV女優の紅音ほたるさんが、8月15日に亡くなっていたことがわかった。AV引退後の所属事務所の社長兼パートナーによると同日午前、自宅で倒れた状態の紅音ほたるさんを発見。すでに身内のみで葬儀も執り行われたという。 所轄する警察署によれば「発見時の状況から事件性はなく、自殺の可能性も考えづらい。現在はまだ検死中ではっきりした死因はわかっていないが、恐らく病死ではないか」という状況。AV引退後の所属事務所の社長も「可能性としては、呼吸器系の体調不良を頻繁に訴えていたので、その症状が急に悪化した末の事故だったのではないかと感じています。どちらにせよ、AV引退後の活動が軌道に乗り始めて今後についていろいろと相談している矢先の出来事だったので、本当に残念というか、悔しくて仕方がない」と話す。 紅音ほたるさんは’04年にAV女優としてデビューし、以降は業界のトップ女優として大活躍した。引退後はタレ
ファンキーモンキーベイビーズ(ファンモン)のリーダーとして4年連続で紅白に出場し、グループ解散後はソロで活躍しているファンキー加藤。 そんな加藤は'13年にファンモンのマネージャーと結婚し、'15年2月には長男が誕生したばかり。しかし今回、『週刊女性』の取材では加藤が'14年末に知り合ったというアンタッチャブル柴田英嗣の妻・Aさん(当時)とW不倫をしていたことがわかった。 それが原因となって、柴田はAさんと'15年5月に離婚。その4か月後にあたる'15年9月にはAさんの妊娠が発覚した。この6月中に産まれるという新しい生命は、柴田とのではなく、加藤とのあいだにできた子どもだったのである。 6月初旬のとある夜、仕事が終わって車で帰路につく柴田に現在の心境を聞いた。 話しかけると、戸惑いながらも応対する。 「あ、ちょっと待ってください。今、車止めるので……」 テレビに映る姿とは違い、
つい先日、テレビ番組内でのコンビ復活が発表された、ラーメンズの片桐仁さん。相方・小林賢太郎さんとの7年ぶりの共演が決まった今の心境は? 7年ぶり、でも解散は考えていなかった 実際には「復活」とはちょっと違うんですけどねぇ。(小林)賢太郎の番組『小林賢太郎テレビ8』(NHK・BSプレミアム=6月26日放送)に出演するという形で、ラーメンズの公演をやるわけじゃないですから。ただ、賢太郎とは7年間も共演していないわけですから、「復活」って言われ方をされてもおかしくはないですよね。 2009年の『TOWER』って公演を最後にふたりでの活動はしてきませんでしたから、ファンのみなさんは「ラーメンズどうしちゃったの?」って思われているかもしれないですけど、僕からしたら別に解散とかそんなつもりは全くないです! ラーメンズとして活動している時からお互い個人の仕事が増えてきちゃったのでスケジュールを合
1970年代後半から80年代前半にかけて映像コンテンツの権利者と家電業界がまっこうからぶつかった「ベータマックス訴訟」。このときの権利者側の主張の変形版が、息を吹き返しつつある。 【詳細画像または表】 ”テレビ放送局のコントロールによって無料放送の録画を禁止する機能を運用したい”とする提案が、主要なテレビ放送局から現在進行形で出されているのだ。 官民一体となって、高画質放送である4Kデジタル放送を検討している次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)は技術仕様や放送・サービスの運用規定について仕様をまとめているところだ。 ■ 4Kの本格化に合わせて規制を強化 なぜ、このタイミングなのか。 今年は放送衛星がCSからBSへと切り替わる際、新たな技術も盛り込んで4Kによる本格放送に向けての第2段階に入る。 BS衛星での4K放送開始のカウントダウンが始まる中、民放キー局は揃ってこれまで
1998年に当時のセリエAペルージャで鮮烈なデビューを飾り、ローマで日本人として初めてスクデット(リーグ優勝)を果たしたチームの一員となった、元日本代表MF中田英寿氏がイタリアで再びスポットライトが当てられている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」では、かつてセリエAで活躍した選手を振り返る企画で日本サッカー界の革命児を特集している。 【全選手写真付き】世界の女子サッカー美女ベストイレブン!なでしこジャパンもランクイン 「ヒデトシ・ナカタ。イタリアで大きな成功を収めた最初の日本人選手で、1980年代に流行した「ホリー&ベンジー(人気漫画キャプテン翼のイタリアでのタイトル)」の10番を思い出させるような選手。サッカー史上で最も才能に恵まれたアジア人選手。マッツォーネ監督のペルージャで爆発した」 こうした書き出しで紹介された中田。1998年のフランス・ワールドカップ後に
NHKの人気番組『ブラタモリ』(NHK総合、毎週土曜日夜7時30分〜)。タモリが自由きままに街をブラブラ散歩する番組だが、今年4月から新シリーズが始まり、そのゆるい雰囲気が高い支持を得ている。そんな『ブラタモリ』だが、どうしても気になるのが、タモリの様子だ。収録中以外もゆるいのか? どれぐらい博識なのか? そこで、共に番組に出演している桑子真帆アナウンサーにタモリの素顔を訊いてみた。 ──タモリさんとお会いする前と今とで、印象は変わりましたか? 桑子:それが、変わらないんですよね(笑い)。芸能人の方で、テレビと素が変わる方もいらっしゃいますが、タモリさんは、本当にテレビのままで、それがとにかくすごい。訪れた飲食店の方とも気さくにお話しされますし、ご本人もよく「無理しないんだ」とおっしゃる。「無理をすると疲れるし、過去もあまり見ない。前だけ向いて気の向くままに生きている」とおっしゃってい
高橋維新[弁護士] 2015年5月30日に放映されたフジテレビの特番「ENGEIグランドスラム」は実力派の芸人のネタを見せるという特番である。いくつか感じたところを記す。 「THE MANZAI」(フジテレビ)や「キングオブコント」(TBS)といった賞レースの番組とは異なり、生放送ではなかった。その点は素直に評価できるが、「生放送じゃないことの利点」はほとんど活かせていなかった。 生放送じゃないと、編集ができるようになる。編集ができると、おもしろくない部分を削り、おもしろい部分だけを抽出して、映像全体のクオリティを高めることができる。 芸人のネタの部分は、ほとんど編集をしていない「撮って出し」の状態だった。これでは、生放送で全部が丸のままお茶の間に流れる「THE MANZAI」や「キングオブコント」と一緒である。 しかし、生放送ではない形でやるからには、編集をしてほしい。そして、編
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