中国全土で問題になっている『PM2.5』による大気汚染。中国政府は車の利用自粛を呼びかけたり、工場が排出する汚染物質を規制するなどの対策をとっているものの、あまり改善の気配は見られない。連日のように発生するこの“毒霧”には中国人民も参っているらしく、各自でさまざまな自衛策を講じている。 家庭内でできるもっとも手軽なPM2.5対策として、家電量販店やネット通販では空気清浄機がバカ売れ。あまりにも売れるので、利益率100%のボッタクリ価格を提示する店が多くなっているという報道もあるほどだ。中国全体でみると世帯普及率はまだ1%にも満たないらしいが、ある家電アナリストは、空気清浄機は3年以内に家庭の必需品になり、市場規模は1500億元(約2.5兆円)になるとみる。中国版Twitter『微博』のユーザーに多い中流以上の家庭では既に一家に1台どころか、1部屋に1台レベルの必需品になっているようにも感じ