毎年、「International CES」は展示会オープンの前日にプレス向け発表会が集中的に開かれるのが慣わしだ。今年のプレスデーは、昨年世界的に大幅伸長した液晶テレビ市場を背景に、液晶タイプを主力とするテレビメーカーの元気がいいが、初日に登場した全ての液晶テレビメーカーが、2007年モデルにおいて液晶パネルの倍速駆動と中間フレーム生成技術を投入するとアナウンスした。 ブラウン管やプラズマテレビなど、映像を表現する光を瞬間的に点滅させながら映像を表現(インパルス表示)とは異なり、フレーム表示期間中、同じ映像を保持し続ける(ホールド表示という)液晶テレビは、動きによるボケ感が大きいという弱点がある。フルHDの液晶テレビが、ワイドXGAのプラズマテレビよりも、動きの多い映像で解像度が低く見えることがあるのはこのためだ。 数年来、この問題に対して黒挿入による疑似インパルス表示などで動画解像度を