携帯電話やゲーム機、デジタルカメラといった製品を平らな台の上に置くだけで、機器の種類やメーカーが違っていても充電できる共通仕様の「充電パッド」が2010年前半にも商品化される見通しとなった。 オランダ電機大手フィリップスや充電池最大手の三洋電機、オリンパスなど欧米とアジアの約10社が08年末、標準規格の検討を始めた。今後、国内外のメーカーに幅広く参加を呼び掛ける方針だ。 パッドは、水にぬれやすい電動歯ブラシなどで実用化されているワイヤレス充電の仕組みを利用する。パッドと充電池内部にそれぞれ入れたコイル間の電磁誘導によって充電するため、一般的な携帯電話の充電器などと違い、機器と直接つなぐ必要がない。 約20センチ四方で厚さ数センチのパッドは海外で商品化されているが、対応する機器が限定的で本格的な普及に至っていないという。標準規格に対応した機器には、互換性を示したロゴマークを表示する。 今回の