「たいほく」? 「タイペイ」? 台湾の都市「台北」をNHKは「たいほく」と呼んでいますが、民放では「タイペイ」としていた局がありました。どうして違うのでしょうか。 (京都府舞鶴市、藤井康徳) NHKによると、中国の人名、地名は原則的に日本語読みにし、慣用的に別の呼び名が使われている場合は例外的にそちらを使っています。この例には、北京(ペキン)、上海(シャンハイ)などがあります。台北は慣用的にも日本語読みで呼ぶ場合が多いという判断から「たいほく」としているそうです。 他の報道機関も中国の人名、地名は日本語読みにするのが一般的ですが、オリンピックなどの競技会や国際経済会議などで台湾が「Taipei」という台北の中国語読みを地域名に使っており最近はこの呼び名もなじんでいます。このため、慣用的な呼び方についての判断が報道機関によって分かれているようです。