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ブックマーク / hongokucho.exblog.jp (6)

  • 需要減が鮮明になって商品高騰は沈静化する… | 本石町日記

    中銀総裁らの一連の発言を待ってましたとばかりにマーケットが荒れてしまった。トリシェやバーナンキにしても、こんな事態になることを予見しての発言ではなく、偶然に偶然が重なったイベントであろう。でも、こういうことは良くありがちですね(日銀の間の悪さとか…)。一連の動きで良く分からないのは、雇用統計悪化が商品高につながったこと。ファンダメンタルズでは商品相場は売りとなってもおかしくはない。商品高が自動走行となっているのなら「明確な需要減少」という壁にぶつかってやっと沈静化するのかもしれない。 この間の流れだが、印象論としては、トリシェのタカ派発言→ドル安・ユーロ高→米雇用統悪化→さらなるドル安・ユーロ高→ドル安で商品が高騰、といった感じであろうか。ドル安阻止を強調したばかりのバーナンキFRB議長にとっては実に間の悪い展開である。先に述べたように米雇用統計の悪化は実体経済の低迷を象徴するもので、商品

    kkuma
    kkuma 2008/06/09
  • 「10年泥のように働け」と言えるのは良い会社かも | 本石町日記

    しばらく前にネットのあちらこちらで話題になった「10年は泥のように働け」という発言について。この発言が話題になった経緯はよく掴めていないのだが、「10年は泥のように働け」「無理です」――今年も学生と経営者が討論がきっかけになり、これが色々なブログで取り上げられたようだ。「10年は泥のように…」は伊藤忠の丹羽会長が日経新聞(5月10日付?)で語ったものらしい(良く覚えていないです)。 丹羽会長は「泥のように働け」を強調したかったのではなく、まずは10年はひたむきに働き、そして勉強のために次の10年を費やし、それ以降は物のリーダーになるべく人間性に磨きをかける、つまり人材の育成には長い時間がかかる、だから新卒者もその覚悟で働いて欲しい、ということを言いたかったのだろう。まあ、これには色々反論があるだろう。「終身雇用が崩れつつあるのにそんな悠長なことを言っていいのか」、「大企業に入らないと人間

    kkuma
    kkuma 2008/06/05
  • 問題は「スコアリングモデル」のせいではないだろうに… | 本石町日記

    新聞報道によると、金融庁はスコアリングモデルに基づく融資を積極推奨から外す、のだそうだ。 この報道では、「スコアリング」を使ったことで新銀行東京の経営が悪化し、その反省を踏まえて金融庁は推奨をやめた、となっていた。私としてはこれが当だとは思いたくない。まあ、スコアリング推奨をやめる分りやすい理由を新銀行東京の経営問題に(この記事が)つなげたのだろう。金融庁さん、そうですよね? もとより、当該銀行の経営が悪化したのは「モデル」のせいではなく、融資目標達成のために審査がずさんになったに過ぎないはず(設立自体が間違いでもあるが)。「スコアリング」は融資業務における一つのツールに過ぎず、それ自体は万能ではない。使える場合もあるし、そうではない場合もある。そこを見分けるのが経営陣の判断であろう。 新銀行東京は、スコアリングが融資をずさんにしたのではなく、あくまで経営の強引な目標達成が問題であったと

    kkuma
    kkuma 2008/04/04
  • 「スマイルゼロ円」の別な側面=「感情労働」の続き | 本石町日記

    ときどき巡回している「レジデント初期研修用資料」さんが、「量産型はダテじゃない」というエントリーで、感情労働の一例として日経記事で触れられた「スマイルゼロ円」について興味深い考察を行っていた。関心ある方はご覧ください。この方のブログは他にも興味深いエントリーが多いので、お奨めです。 まず、切り口は、モンスターな客から現場を守る手段としての「マニュアル化された笑顔」である。これはモンスターな患者に悩むお医者さんらしい発想であり、うなずける面もある。ちょっと引用します。 ーーーー 「スマイルゼロ円」なんて、現場の人間に頭を使わせない、マクドナルドの接客マニュアル。あれはたぶん、お客さんに均一な笑顔を提供する役割と、「笑顔が嫌いなお客さん」みたいに特殊な顧客から、現場を保護する役割とをあわせもつ。 マクドナルドに入れば、スタッフはみんな笑顔。このへんはたぶんマニュアル化されていて、おまけにもう一

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    kkuma 2008/02/26
    異常に尽くす人、それこそ宗教的な犠牲心すら発揮しかねない人はまあレアケースなので、そういう奉仕心を「真心のこもった」とか喧伝されちゃうと、この国はみんな病気になる。
  • 単位(感情)労働コストは急落?=貧乏暇なし&ストレス増大 | 本石町日記

    日経新聞23日付の一面特集に「感情労働」という見慣れぬ用語があった。労働関係の方々には知られていた概念なのだろうが、私が目にしたのは初めて。勉強になりました。労働環境は厳しくなっているが、「肉体労働」、「頭脳労働」、「感情労働」のうち、もっとも負担が大きいのは、最後の労働であろう。精神的負担が大きく、ストレスが増大しますから。 記事にもあったように、「お客様は誰でも神様」という風潮が強い場合、Emotional Labour Costはほとんどゼロに張り付く。記事では「スマイルはゼロ円」から脱却すべく、笑顔に対価を与える試みも紹介されていたが、これが可能なのは非常に限られた職種・職場であろう。大半においては、サービス向上の号令下、笑顔は無駄に投入され、精神的な疲弊を招く。 「お客様は神様」は一般論として正しいがゆえにたちが悪い。反論が難しいのですね。サービス業において、スペシャルなお客様(

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    kkuma 2008/02/25
  • 本石町日記 : 大学入試センターの問題はおかしい=日銀にも解けないよ(補足あり)

    下のエントリーに多くのコメントを頂き、ありがとうございます。ちょっと時間かかりますが、コメントへにお答えします。すいません。このエントリーでは、パットメセニーさんの入試センターに関するコメントが非常に興味深いので、それを取り上げたい(パットメセニーさん、コメント多謝です)。 今年の大学入試センターでは、以下の問いがあったようだ。 「中央銀行が行うと考えられる政策として最も適当なものを以下から選べ」 1-デフレが進んでいる時に通貨供給量を減少させる 2-インフレが進んでいる時に預金準備率を引き下げる 3-不況期に市中銀行から国債を買い入れる 4-好況期に市中銀行に資金を貸す際の金利を引き下げる 日銀マンはこの問いには答えられない。「実際にやった政策はどれか」という問いであるなら、「通貨供給量」を「ベースマネー」に置き換えると、①が正解となる。去年の前半は物価ややマイナスの中、ベースマネーは前

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    kkuma 2008/01/24
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