シャープは11月2日、NEC傘下のNECディスプレイソリューションズ(NDS)を子会社化し、社名を「シャープNECディスプレイソリューションズ」に変更したと発表した。NECからNDSの株式66%の取得を完了し、1日付でNECからシャープへの譲渡が完了した。 代表取締役会長には、シャープ専務執行役員の中山藤一氏(8Kエコシステムグループ長兼ビジネスソリューション事業本部長)が就任。代表取締役社長はNDS社長の中谷久嗣氏が続投した。 これまでNDSは、欧米などグローバル市場を中心に法人向けの液晶ディスプレイ、プロジェクターなどを製造、販売。シャープは国内市場に強みを持ち、8K、5G、AI、IoT関連製品を展開してきた。両社が連携することで相互補完し合い、新しい製品カテゴリーの創出や事業拡大、コストの削減に取り組むとしている。 関連記事 シャープ、NECのディスプレイ事業を買収 国内外で強みを相