例の長谷川豊問題について、コラムニストの小田嶋隆氏が、日経ビジネスの連載で取り上げています。 病床からの本音を述べたい:日経ビジネスオンライン 骨折して入院中だという小田嶋氏ですが、抑え目な筆致ながら、かなり真剣に怒っていることが伝わってくる文章です。長谷川を批判する人のうちには、「表現が悪い」と指摘する人も少なくないんですが、小田嶋氏はそんな問題ではない、と切り捨てています。 長谷川豊氏が、上品な書き方をしないのは、彼が上品な文体を運営する能力と技巧を身につけていないからだ。そして、このこと自体は、たいした問題ではない。 問題は、彼の考え方そのものの中にある。 どういうことなのかというと、書き方が悪いのではなくて、書いている内容が致命的に陋劣なところが彼の文章の唯一の問題点だということで、これは、添削では改善することができない。 長谷川豊氏の文章の欠点は、言葉の選び方にではなく、彼自身の