中南米を中心に、世界で600~700万人が感染しているとされる「シャーガス病」。サシガメ(カメムシの仲間)を媒介として、クルーズトリパノソーマという原虫に寄生されることで発症する人獣共通の疾患だ。感染すると人間の体内で臓器の巨大化が引き起こされることもあり、心臓や腸が破裂するリスクも伴う恐ろしい病だ。 シャーガス病の病期には急性期と慢性期の2種類があるが、感染後、急性期に気付かず10年以上発症しない場合もあるため、「沈黙の病気」とも呼ばれる。しかし、感染していることに気づかないまま生活していると、ある日突然死に至るかもしれないのだ。 ■シャーガス病、その2つの病期 シャーガス病の特徴として、急性期には熱や痒み、下痢など一時的でありふれた症状しか現れない。だが、診察を受けると実際には肝臓や脾臓が腫れているという。またこの段階で、まぶたが腫れる“ロマーニャ徴候”と呼ばれる症状が出る。これも数週
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