近年の「婚活」(結婚活動)ブームの高まりは凄まじい。結婚仲介サービス市場は600億円規模にまで拡大し、結婚紹介所へのあっせん登録者数はのべ62万人にものぼるという。しかしその一方で、婚活に疲れ切り、心身に深い痛手を負う男女も増加しているという。 都内に住む35歳の独身OL・Aさんがうなだれる。「最近、“婚活”の日が近づくにつれ、ぐったりして、何もやる気が起きなくなる。肩こりもどんどんひどくなってきていて……。“年収600万円以上”という条件で婚活を続けてきたけど、もう疲れちゃった……」 Aさんは3年前から結婚紹介所に登録。2か月に1度のペースで紹介を受けた男性と会うという生活を続けていた。しかし、未だ結婚どころか交際にも至らず。最近では、男性選びにも積極的になれず、体調不安が続いている。 東京・墨田区にある『河本メンタルクリニック』で顧問をつとめる精神科医の小野博行医師はこう語る。 「婚活
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