強制わいせつや痴漢などの性犯罪被害にあった福岡県内の女子高生の7割近くが、警察に被害を届け出ていないことが、県警が県内の女子高生約8千人から回答を得たアンケート調査で分かった。理由は「面倒くさい」がトップ。被害届がないと犯行が繰り返される可能性もあり、県警は「どのようなことでもためらわずに相談してほしい」と呼びかけている。 調査は県警が昨年12月から2カ月間、県内17校の女子高生を対象に無記名のアンケート形式で実施し、8025人が回答。婦女暴行や強制わいせつ、痴漢、盗撮、下着泥棒などの性犯罪の被害にあったことのある生徒は、1156人(14%)にのぼった。 このうち、警察に被害を届け出ていない生徒は796人(69%)。理由は「面倒くさい」(33%)がトップで、「犯人が捕まらないから無駄」(19%)、「警察に話すのが怖い、恥ずかしい」(12%)が続いた。 防犯意識については、52%が「日ごろか