傑作「イデオン」は、なぜ祝われなかったのか アニメ監督・演出家の富野由悠季(79)の名声は、国内のアニメ関係者の中でも際立っている。「機動戦士ガンダム」の生みの親として広く知られ、2019年には文化庁長官表彰受賞、2020年にはアニメーション・オブ・ザ・イヤーの功労賞部門に選出された。19年6月からは福岡市美術館を皮切りに全国6会場の美術館を巡回する大規模展覧会「富野由悠季の世界」が開催され、話題を呼んでいる。 現在、展覧会は富山県美術館で開催されているが、副題には「ガンダム、イデオン、そして今」とある。ガンダムに並び「伝説巨神イデオン」が、富野アニメの代表作であることを表している。 しかし「イデオン」と「ガンダム」の知名度、人気の差は大きい。実際、今年が「イデオン」誕生40周年だったことを知る人は、そう多くはないだろう。目立った周年イベントも行われなかったので無理はないが、2019年に「
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