2012年のロンドン五輪以来、9年間、なでしこジャパンが目指してきたメダル獲得の夢は破れた。 7月30日、埼玉スタジアム2002で行われた準々決勝で、なでしこジャパンはスウェーデンに3-1で敗れ、ベスト8で敗退することとなった。 スウェーデンは、グループステージを3連勝で勝ち上がり、3試合目のニュージーランド戦では主力を温存して決勝トーナメントに備える余裕も見せていた。主力選手の中には、マンチェスター・シティやチェルシー、バイエルン・ミュンヘンなどのビッグクラブでプレーする選手も多く、ここ数年で急激なレベルアップを見せている優勝候補だ。 立ち上がりの7分に、相手コーナーキックのこぼれ球を先に拾われ、右のゴールライン上から上がったクロスを、中央でDFマクダレナ・エリクソンに高い打点で合わされ失点。23分に右サイドの連係で崩し、MF長谷川唯のクロスにFW田中美南が飛び込んで同点とした。しかし、