ノンフィクションはコンテストのジャンルにふくまれていないが、すでに注目されて高い評価を集めている。 あるアニメ製作スタジオの終焉について(高栖匡躬) - カクヨム TVアニメ『星のカービィ』全100話を制作したことで知られています。今でもその名を覚えているファンの方は多いでしょう。 あれだけのヒットを飛ばしながら、ア・ウンは今存在していません。成功をおさめ、次回作に期待がかかっていたア・ウンは、なぜ解散してしまったのか? 制作会社の倒産にいたるまで、脇道たっぷりに語られているが、その試行錯誤の過程そのものが読んでいて楽しい。 今はなきア・ウンが、もともと任天堂関係のゲーム会社だったとは知りもしなかった。だからキラーコンテンツ的な原作ゲームを潤沢な予算と当時は珍しい3DCG多用でアニメ化できたのかという納得感もあった。 それに実名をつかっていることもあってか、対立する相手の心情や立場をおもん