昨今、日本の図書館界において“次世代OPAC”と呼ばれるWebサービス及びそのシステムに注目や期待が集まっています。 “次世代OPAC“というと、そのシステムの機能やインターフェースに注目が集まりがちですが、“次世代OPAC“をとらえる上では、OPACの利便性とともに、資料検索ツールとしての有用性を高める根本的な要素である「目録情報」の構造や内容、さらには情報検索そのものへの考え方や情報検索技術など、これまでの「OPAC」の枠にとらわれない発想や視点にも注目する必要があるでしょう。 そこで当講演会では、「目録情報」の視点から“次世代OPAC”をとらえることを主題とし、“次世代OPAC”について「目録」「情報検索」「OPAC設計者」それぞれの専門家をお招きして知見を得るとともに、各専門分野における情報検索に対する考え方や今後の課題について、講演者間の議論及び参加者からの質疑応答を通じて共