ソニー・ピクチャーズエンタテインメントへのサイバー攻撃によって、大量の電子メールなどが流出している問題は、日を追うごとに新しいスキャンダルが報じられる。 あまりに案件がありすぎて、各メディアは「ソニーハック:10の新たな出来事」(ハリウッド・リポーター)や「ソニーハックによる最も厄介な8つの暴露」(ヴォックス)など、すでにまとめ作業に入っている。 発端は、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺をテーマにしたコメディー映画「インタビュー」をめぐる騒動と見られている。 そして、流出メールから出てくるニュースは、スティーブ・ジョブズ伝記映画の主役が誰か、といった話題から、「ハリウッド対グーグル」や「流出メールと報道倫理」など、波紋の範囲も急速に広がっている。 ●漏れ出す「ハリウッドの舞台裏」 サイバー攻撃が明らかになったのは11月24日。 ソニー・ピクチャーズ社内のパソコンが乗っ取られたといい、その画面に